第2,751号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -52-

 

いつも話しているけど、
他人と比較していたり、
他人からの評価を気にしていると、
「意志力」はどんどん低下していく。
セミナーでも伝えたけど、
№1とか、
1位になることの価値などどこにも存在しない。

何か新しいことに取組もうとする時、
多くの人は、
そういう自分を他人はどう思うか?
もしその結果が上手くいかなかったら、
他人は自分をどう評価するだろうか?

あれこれ予想される自分への他人の評価を想像しているうちに、
いつしか新しいコトへの取組が消極的になっていく。
こうして多くの人が、
自分がどうしたいか?ではなく、
自分がどう思われるかに価値観を置きがちになる。
自分の本音の気持ちがいつも間にか脇役になり、
たまたま目の前にいる人に迎合して、
自分の意見や行動を合わせてしまう。
そんな自分不在の習慣が身に付いてしまうと、
常に自分が”いい人”でいなければいけないような
錯覚を作り出していく。

人間なんだから、
いつも”いい人”でいることなど在り得ないのに、
全ての人の前で”いい人”であるべきと思いこんでいく。

実はこれが一番「意志力」を低下させる。

昔の人材教育でも
こういうことが平気で行われていた。
挨拶はいつも明るく元気よく!
みんな同じように、
タイムカードを打ち終わると、
『お早うございま~す!』と、
まるで応援団の叫び声のように挨拶をする。
それを管理職の人間が見て、
『よ~し!よ~し!よく訓練されている』と思いこんでいく。
だから、
部下の一人ひとりの健康状態や、
心の内など把握できる由もない。

もうこんなことは
遠い昔の人材育成法だということに気付かなくては、
人を育成することなど難しくなる。
だって、
当の本人の「意志力」が下がっていくのだから。

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