《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー33-
会社というと昔から「ピラミッド型」が多い。
経営者がトップにいて、
その次に役員がいて、
各部門に部門長がいてそれを細分化したその次に、
課長や係長・主任という役割の人がいて、
さらにその次には一般職という最前線での役割の人がいる。
「ピラミッド」という言葉に違和感を持つ方もいるだろうが、
これも、
「事を成すには下から一つひとつ積上げていく」という「原理原則」だ。
組織学ではこの「ピラミッド型」というのが、
組織の成長スピードを考えた時に最適最速であるといわれている。
もしいま自分がそうした「ピラミッド型」の組織にいて、
管理者やリーダーというものを無くして組織運営する”ティール組織”や、
”ホラクラシー組織”が良いと感じるのであれば、
自分自身で会社を立ち上げて運営していく以外には無いが、
歴史上から見てもその成功例は極めて少ないとされている。
”ティール組織”や、
”ホラクラシー組織”が良いとか「ピラミッド型」が悪いとかの話ではない。
一番いけないのは、
自分がいる組織が「ピラミッド型」なのに、
個人の考えだけは”ティール”でというような中途半端なことはやってはならない。ところがこういうことが、
”新しい時代スタイルの自由”だと勘違いしている低レベル社会人も多い。
「ピラミッド型」が最適とされその成長速度が速いのは、
そこに「責任所在」が明確になっていることが最大の要因だ。
企業組織では”自主性”よりも「主体性」の高い人が伸びるのは、
そこに「個々の自責」が存在しているから。
『あれをやりたいです!』
『これをやりたいです!』と自ら手を挙げていく”自主性”高い人間がいくらいても成功成果がなかなか上がらない。
それは・・・そこに「個々の自責」が存在していないからだ。
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