《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー22-
あるベンチャー企業でこんな話がある。
『入社する前に”当社は自由な社風”だからといわれたので、
入社後、自分の考えるままに行動していたら凄く叱られた』
またこういうのもある。
『”当社はコアタイムも無いフレックスだから”といわれたのに夕方に出社したら叱られた・・・・』
それだけではない。
「時間管理」の意識が薄れていく中で生きてきた従業員は、
ある時、
お取引先との約束に3分遅刻し先方からキツお叱りを受けたが、
当の本人は、
『たった3分ですよぉ~』と開き直り大切なその契約は白紙撤回された。
また昔、
大手電機メーカーでこんな実話がある。
ある時、
社内での呼び方を役職ではなく、
社長も含め全員が「〇〇さん」と呼び合うという「決め事」をした。
ところが、
これがいつの間にか、
従業員の「礼儀礼節意識」の欠如につながり、
半年も経過せずその「決め事」は元にもどったという、
これは世界的に有名な一流企業と言われる組織で起きた出来事だ。
つまり「ルール」が明確でないところでは、
部下は隠されたところにストレスを生み出され、
その都度、
MGRの顔色を見ながら、
その場の空気を読みながら行動しないといけなくなるが、
それも時の経過とともに脳が麻痺して感じなくなっていく。
これは職場の中のどこに”地雷”が埋まっているのか判らなくなるのと同じだ。
しっかりとした「ルール(決め事)」があり、
その存在の必要性と、
それを遵守するために部下が具体的にどう動けばよいのかが、
明確になっている組織は「人間関係」も良好になっていく。
「ルール(決め事)」にはそうした力も備わっている。
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