《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー200-
一般的に人間は、
消極的暗示には感応するが、
積極的暗示には感応し難いという局面を持ち備えている。
これは消極的暗示には、
強い意志力を必要としないからで、
積極的暗示には、
自らの『やるぞ!』という進取な意識がまず求められるから。
このシリーズでも何度かお伝えしたが、
天風哲学の中に「安定打坐法」という、
自分の乱れた「心」を平静にし、
「心」を虚にすることで、
「心意識の新陳代謝」を行うトレーニング法がある。
積極的暗示に感応し難い人というのは、
言い換えるなら、
常に自分の「心」の状態が乱れているといえる。
自分の生活や環境も、
その良し悪しを”他人”と比較することでしか解らず。
感謝よりも、
不満や不安を口にすることの方が多く過去を引きずり、
いつも、
意識は自分よりも”他人と過去”に向いて、
『あいつのこういうところさえ変えれば・・・・』
『あの頃は良かった』
『あいつさえ反省すれば・・・・』
『あの頃に戻りたい・・・』
『あいつさえしっかりやれば・・・・』と、
人生で一番大切な「自分」というものを、
どこかに置き忘れ、
自分じゃない自分で「自分の人生」を生きてしまいがち。