《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー191-
私達は何に付けどこかで”他人”と比較することで、
今の自分を確認しているようなところがある。
誰々は自分より給与が低い。
自分は誰々より背が低い。
誰々は自分より広いところに住んでいる。
自分は誰々より無名の大学出だ。
こういうことを知ることで、
自分は”それよりはマシ!”だ。
「あぁ~羨ましいなぁ~」と勝手に思い込む。
こういう有様を天風哲学では”他人への同化”と呼んでいる。
こういうことは比較することだけではなく、
”他人”と意見を交わし合う場合にも出てくる。
実はその人と意見は異なるものを持っているのに、
単に、
『この人と上手くやろう!』という我欲が、
知らず知らずの内にその相手に”同化する”自分。
自分の人生はあくまでも自分でしかないのに、
私達の多くは、
この”誘惑”に負け、
そうしたことが悪意無く行われていることに気付けない。
こうなると人は「自分自身を見失う」。
人生道を歩む上では、
この”他人への同化”を行わないよう強く意識して行くコトだ。
これを私のセミナーでは、
「自分の中に”他人”を引き込むな!」と伝えている。