《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー154-
天風哲学のなかに「情味の大切さ」というのがある。
この「情味」という言葉の意味は、
物のおもむきやおもしろみ。
人間らしいあたたかみや、
人間本来が持つ特有の能力といえるかもしれない。
自分自身の人生を、
真に生き甲斐のあるものにするためには、
この「情味」というものが不可欠になる。
天風哲学の中では、
さらに厳格な表現で、
”この「情味」が欠如した人の人生は、
いかに地位が高いところに昇りつめようが、
仮に大きな富を手に入れようが、
それらは所詮、
全てが無意義で、
空虚で荒寥(こうりょう)たるものになる”と断言している。
身近な社会生活の中で言うなら、
「生き甲斐」とは、
給与とか、
働く環境とか、
福利厚生などといった物質的な事の中には存在せず、
働く人そのものの向き合い方(在り方)の中にこそ存在し得る。