《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー52-
生きていく上で、
私達は”生活レベルの向上”を目的にすることが多くある。
このことも多くの場合、
表面的にそれを受け止めて勘違いする人も多い。
”生活レベルの向上”とは、
物質的に豊かになることでもなければ、
高級住宅に住んで、
高いものを身の回りに集めて満足するということではない。
こんなことは誰もが理解しているはずなのに、
ほとんどの人がそれを求めて”彷徨う”。
”彷徨いの人生”を送っている人は、
自分自身の「欲」が満たされる果てに気付けない。
言い換えるなら「足るを知る」という意識が欠如している。
だから、
どんなにお金を稼いで、
どんなに物質的に裕福な生活をしていても、
「満足」という心理に心が満たされることが無い。
心の中には、
いつも”他人”が入り込んでいて、
自分の生活レベルもその”他人”との比較でしか知ることが出来なくなっていく。
だからいつも、
”得体のしれない不安や不満”が自分や家族の中で膨らんでいく。
私達が”生活レベルの向上”を諮るには、
まず自分自身がそれ(自分の生き方)に向き合う姿勢から見直さなくてはならない。
喜びも苦しみも、
目の前の全てをまずは素直に受入れて、
その中で、
与えられる”試練”と向き合って逃げずに「自責」で生きる。
これしかないということだ。