《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー35ー
禅の教えの中に「七走一坐」という言葉がある。
意味は文字が示す通り、
「七回走ったら一度その場に座り込んでみてごらん」
こういう意味の言葉だが、
「止まり座り込む」とは、
人生における「自省」の行動を指している。
我武者羅に、
自分が追い求めることだけを追い求め、
走り続けていることが、
「自分はやっていること」と思い込んではいないだろうか?
先だけを追い求めていれば、
心理からすれば、
早くその結果だけを追い求めるようになるのもまた道理だ。
でも人生は”100戦100勝“とはいかないのが常。
良くて「100戦1勝」だが良いところだ。
でもこの「1勝」は、
後々にも生かされる正に「価値ある1勝」となる。
そのためには、
目的と目標の関係を知ること。
「目的」とは、
一つひとつの”目標の積み重ね”によって成し得るもので、
焦ったところで、
直ぐに得られるものではない。
特に、
失敗や躓きを感じた時などは、
そのまま走り続けるのではなく、
いったん「坐して」、
「自省」の中に我が身を置いて見返してみることだ。