第2,124号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -8-

 

私もそうだったけど、
職場には必ず、
好きな人”と”嫌いな人”ができる。
人間だからそれは仕方のないこと。
上司が”好きな人”が来てくれたら、
そりゃぁ~万々歳だ。
でも、
たいていはの場合は反対のがやってくる。

私がまだ、
20代のころ、
私の上司に”嫌いな人(正確には”嫌いなタイプ”の)”が来た。
仕事は出来る。
傍で見ていても、
ほとんど、
ミスらしいミスもなく(当時の私が思うのも思い上がりだが)
業務成績もトップクラス。
でも、
その態度は大柄で、
いつも上から目線(まぁ~立場が上だったから仕方ないけど)、
挨拶しても、
ろくな挨拶も返さない。
指示されたことをしても、
『ありがとう!』の一言など皆無。

こういう人からは、
どんな正しいことを言われても、
聴く耳”が持てなかった。

そんな上司が、
ある日、
私が出張に出る際に、
前夜、
忘れ物をして
まだ出勤時間には1~2時間も早い時間に本社に立ち寄ると、
トイレの方でなにやら物音が、
『まさか泥棒か?』と、
恐る恐るトイレに近づくと、
なんと、
その上司が額に汗して、
懸命に便器の前にしゃがみ込んで磨いている姿が。
『お早うございます!』と声をかけると、
いつもの仏頂面で、
『おぉ~!』
それ以上は会話にならなかったけど、
以来、
私はその上司の見方を変えた。

すると、
半年ぐらいして、
飲みに誘われた時、
そのトイレ場面を照れくさそうに、
思い出しながら私に語ってきた。
『俺は嫌われ者だからさ、
あぁやって罪滅ぼししてるんだよ。
でも、内緒にしてくれよな』。
なんか、
あの嫌みの上司がすごく身近な存在に感じた瞬間だった。

他人は見かけじゃ判らないということ。
他人のことより、
自分のことだけ見据えていればよい。
組織の中で、
上手くやるには、
これしか無いかも?

 

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