《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「これから社会人となる君に!」 ー9ー
私達は何のために働いているのだろうか?
”毎日の生活を維持するために働いている”ことに違いはないが、
それはあくまでも表面的な目的だ。
「何のために」というのはもっと深いところに存在している。
まだこれから社会人となろうとしている人に、
こんな質問をするのは早いかもしれないが、
これから40年~50年と続く人生を生きていくためにも、
この答えを早く知って、
理解した方がはるかに得だと、
私はいま72年目の人生を迎えつくづく感じる。
20代の頃、
仕事を覚え、
早く一人前と言われるようになるために働いた。
まさしく「生活のため」に無我夢中で働いた。
30になる頃には会社にも慣れて、
「仕事」に対する満足感も感じられるようになった年代。
30代半ばには係長になり、
40代には課長という管理職にもつけた。
この頃になると、
決裁権も増え、
現場を取り仕切ることが面白くてしかたがなかった。
50代に入ると取締役になり、
ますます決裁権も増え行動範囲も倍増した。
この頃から、
やっと「自己実現の欲求」が芽生え始めてきた・・・・・が、
常務になる頃になると、
この「自己実現の欲求」の中に、
さらに段階的なものが目覚め始めてきた。
それは・・・・、
単純にいうなら、
「自己実現の欲求」って、
ただ単に、
『まだやれる!』
『まだまだ俺には可能性がある!』と信じて突き進むことだろうか?・・・・という疑問だった。
この「自己実現の欲求」に対する疑問が、
その後の私を大きく方向転換させることになった。