《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「信頼される人間になるために!」 ー55ー
東京から名古屋という遠距離なのに、
『すぐにお届けさせていただきます』と言ったのか?
なぜ?
いったんお客さんのご自宅前まで行ったのに、
最寄り駅まで引き返したか?
場所は解っているし、
既に駅から1~2分は進んでいるのに、
そしてなぜ?
そこからお客様宅に電話を入れたのか?
「信頼される人」とは「やる人」。
クレームで大切なことは”言い訳をしないこと”。
これがまず絶対的に求められる。
今なら、
『コロナで○○なんです』
(そんなのお前のところだけじゃない)
『すみませんこの時期は大変込み合っておりまして』
(そんなのお前のところの事情だ)
こういう”言い訳”をする企業は大手企業の中ほど多くある。
T課長は、
電話を代わった時、
『お客様がお買い上頂いたお品物が不足していたと・・・・』
これしか聞いていない。
東京から名古屋だということを知らないまま。
『すぐにお届けさせていただきます』とお伝えしてから、
ご住所を知ることとになった。
ここがポイントだ。
後ろ向きで、
逃げ腰の人間は、
『お住まいはどちらでしょうか?』とまず確認しただろう。
「信頼される人」というのはこういうところが明らかに違う。
最寄り駅について、
まずお客さんのご自宅まで走り、
場所を確認したのは、
”無駄な時間を遣わずにそれを有効活用するため”だ。
途中で電話を入れたのは、
自分の呼吸を整えるためと、
お客様から”初めて会う人”という印象を払拭することが目的。
このお客様は後に、
名古屋~東京という距離を度外視し、
デパートの外商部との取引先にまでなってくださった。
つまり、
「信頼される人」=「やる人」というのは、
”先を見ずに目の前のことに全力で取り組んで先につなげる”
こういう意識と姿勢が並外れているといえる。