《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー103ー
「問題意志気(意識)」を高めるには、
まず基本的に順守しなくてはならないコトがある。
それは・・・・、
「自分自身に目を向けるところから」
この意志気(意識)を忘れると、
その人間の目の前の出来事(現象)をとらえる目は盲目に近くなる。
昔こんな社員が顧問先にいた。
潜在的なポテンシャルは良いものを持っていながら、
目の前の出来事(現象)をとらえる眼があまりにも曇り過ぎ、
指先が自分の足元ではなく”他人”のばかり向いていた。
人生など、
自分の想い通りに行かないことの方がはるかに多くある。
利益を追求していく営利組織の中においてはなおさらのこと。
彼は自分通りに行かないことが多くあり過ぎたのか?
全てをそういう眼でしか受け止められなかったのか?
はじめは輝きを持っていた眼差しもやがてそれを失い。
私が危惧しだした頃にはもう末期症状にあった。
『今はやる気は全く起きません。
でも退職すると収入がなくなるのでまだいます。
それに・・・いろいろ経験は出来ますのでその学びを活かして、
給与がもっと多くいただけるところがあればすぐに転職します』
これが人事部長と面談した時の彼の言葉だ。
なんともお粗末でまるで幼稚な発言としか受け止められない。
なぜなら・・・・、
そんな意志気(意識)の中で経験して得たコトから、
何を「学び」として活かして活かすつもりでいるのか?
いつも言っているが、
目の前に起こることは、
その人間の受け止め方一つで、
プラスにっもなりマイナスにもなる。
何事も”他責”の中で生きてきた彼には、
どんな素晴らしい経験と言われるようなことを目の前にしても、
何ひとつ身に付くものは無いだろう。
それから半年もしない内に彼は退職していった。