《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー96-
何度も言うが、
誰にでも”問題”はある。
どんな組織にも”問題”はある。
この”問題”のあること自体は”問題”ではない。
なぜなら、
人も組織も進化し続けていくためには、
一つひとつ改善しながら向き合っていくしかないのだから。
あること自体は”問題”ではない”問題”も、
そのままにしておくわけにはいかない。
なぜなら、
これもまた、
そのままにしておくことは人や組織の進化の妨げになるから。
ではどう対策を取っていくべきか?
手法として柱になるのは2つ。
一つは「対症療法型対策」というもの。
簡単にいうなら、
この方法は”その場しのぎの対策”といえる。
例えていうなら、
お客様からクレームが来たら、
”何をさておいてもお詫びに出かける”
これは起きてしまったことに対する”お詫び”であって、
この”問題”自体を起こさないようにするための対策ではない。
TVの会見で企業の経営者が雁首並べて謝罪している姿があるが、
あれがこの「対症療法型対策」の典型と言える。
これはクレームに対する謝罪だけではない。
人手不足という”問題”に対する応援人派遣や急な残業。
欠陥商品に対する代品納入や値引き。
こういったものは、
あくまでもその場しのぎの対策であって、
”問題”そのものの改善対策にはなっていない。
ただ、
こういう対策が悪いわけではない。
対応スピードという点からいうなら満点対策だ。
またタイミングよく実行できるし、
本対策までの時間を稼ぐことにも役立つ。