《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー81-
”数値で追いかけられない「生産性」”
いったいどういうものがあるだろうか?
代表的なものが「労働生産性」の中に存在している。
もうかなり昔になるが、
某大手スーパーの顧問をしていた頃、
あのビニール袋をレジ下の棚に吊るすために、
なんと、
ビニール袋に千枚通しで穴をあけて、
そこに紐を通すという準備作業を行っていた。
なんとも「生産性」の低いことをしていたのだが、
当時は納品されるビニール袋にそうした(吊るすための)配慮がなされていなかった。
最初は、
レジ脇の平台において、
お客様のお会計が終わるたびに、
必要枚数を指先で手繰り寄せてお渡しをしていた。
それをあるアルバイトスタッフが、
休憩時間に自分のレジで使う分だけ千枚通しで穴を開け、
吊るして使用しているのを店長が見て、
こちらの方がはるかに「生産性」が高いと判断し、
全店導入までに至った。
実際、
各レジのさばき率はこれを導入する前に比べ1.2倍も高まった。
さらに、
この改革は、
思いもよらぬものまでも呼び込み、
全社の「マネジメント能力」にまでも好影響をもたらすことになった。
そのキッカケは、
このビニール袋に千枚通しを通して穴を開ける作業を、
私と本社の運営本部長が見ていた時に起きた。
続きはまた明日。