《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情”の本質を知ると”感情”に振り回されない」 ー31-
”他人の言葉は「深読み」しない”こと。
「感情」を静かに豊かに保つには、
日常でのチョッとした会話には必要以上に敏感にならにことだ。
私の顧問先の某受講生が、
以前にこんな悩み事を寄せてきたことがある。
『先生!A部長何とかなりませんかねぇ~。
まるで小姑のように口うるさくて・・・』
聞けば、
なんだそんなことかと思えるような話(笑。
こういう小姑タイプの上司はどこにでもいる。
例えばこんなやり取りだそうだ。
『B君この報告書は社長も目を通すからミスの無いようにな!』
『はい!心得てます』と返事は朗らかに返すが、
B君からするとその内心は、
『みんなの前であんな言い方は無いだろう!。
あれじゃぁ~まるで自分がいつもミスばかり重ねているようだ。
きっと報告書を読んで社長が「よくできた報告書だ」と評価してくださったら、
「はい十分心して作成するよう常に指導していますから」と、
自分の手柄にでもするつもりなんだろう』とまで勘繰るようになったそうだ。
なんとなくB君の気持ち(「感情」)も解らぬでもないが、
冷静になって考えてみれば、
私から見たA部長は単に、
”日頃から細かなところまで指示を出す人がアドバイスしただけ”に過ぎない。
このB君のように、
他人の言葉に隠された、
悪意とまではいかないまでも、
不必要な意図までを感じ取ってしまう人は意外と多くいる。
これも日ごろから、
自分の仕事との向き合い方を、
誰がどこから突いて来ようと、
私は、
”いつ、どこで、誰と、どのようなことをしていたのか?”
これさえしっかりと記録しておけば、
何ひとつ恐れることなどない。
他人の言葉を”深読み”してしまうのは、
”自分の自信のなさ”を明らかにしているようなもの。