《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「人生の歩き方は一つだけじゃない！」　　ー92－

もうかれこれ10年近くなるが、
京都に毎月1回通っている「仏性セミナー」というのがある。
「仏教の教えの本質」を学ぶもので、
日常使いまわしている言葉などにも、
仏教の教えが深く刻み込まれていて、
そんなところにも、
勘違いや思い込みで解釈していたところに気付かされる。

その「仏性セミナー」で”瞑想”という時間がある。
おそらく多くの人は手を合わせ座禅を組んで、
仏様の前で静かに目を閉じる姿を想像するだろうがこれが違う。
毎回参加者は6~7名だが、
一人ひとり思いつく場所を決めて、
そこで自分と向き合う。
特にルールは無い。
ただ自分が決めた場所から30分は動いてはいけない。
座っても、
立っていても良い。
大きくその場を離れなければ歩いても良い。
私はいつも寺のお庭先に在る池の淵の大きな石に腰を下ろす。

大切なことは、
”瞑想をしている”という意識を捨てるコト。
「静かにしなきゃ」
「自分と向き合わなきゃ」といった意識も捨てる。
ただ今日までの自分を振り返るだけ。
記憶の限りで良いから、
両親と過ごした時間。
兄弟と過ごした時間。
友と過ごした時間。
妻との出逢い。
友との別れ。
仕事での成功に失敗。

実はこれが「意識を空にする」と最も良い方法といわれている。
「意識を空にする」とそこにまた新しい”自分”が入ってくる。

実はこの”意志気（意識）コントロール”。
あの、
クラシックバレエのストレッチで教わることとよく似ている。

続きはまた明日。