《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生の歩き方は一つだけじゃない!」 ー81-
ついこの前のことだが、
高速道路を走っている時、
走行車線でゆっくりと走っている車がいたので、
ウィンカーを右に出して追い越し車線に移り、
その車を追い抜こうとした時。
ほとんど一瞬の出来事だったが驚かされた。
なんとその車のドライバーは、
左手でハンドル操作しながら右手で髭をそっていた。
驚いて少しスピードを緩めたら、
今度は、
つい今しがたまでシェーバーを握っていた右手には、
今度はドリンクカップが握られていた。
このせわしなくなった世の中は、
”一度にいろいろなことをしようと携帯電話が生まれ”
そのせいで私達の暮らしは繁雑になっていった。
世の奥様は、
携帯片手に掃除機をかけ、
部屋のチャイムが鳴ると携帯片手に玄関のドアを開ける。
そう!
最近は人の話を聞きながら他のことを考えていたり、
一つのことだけではなく、
一度にいくつものことを処理する人が、
能力が高く優秀だと勘違いしているようだ。
人間は一度に多くのことをやろうとすると、
間違いなく集中力が低下する。
そうなると、
向き合っているコトに「楽しさ」を見出せなくなるばかりか、
気が散って生産性も低下していく。
基本的に向き合うことは「一つ」にすることだ。
電話で話す。
車を運転する。
皿を洗う。
芝を刈る。
何ごとも”一つに集中する”。
これを実践していくと二つのことに気付ける。
一つは、
一つのことに無我夢中になって向き合っていくと、
それに対する自分自身の興味はどんどんと膨らんでいき、
「楽しんで」やっていることに気付く。
もう一つは、
自分が予定していていた以上に効率よく、
生産性が急激に向上していくことに気付く。
人生では
「一度に”一つのこと”しかやらない」と決めた方が良い。