《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生の歩き方は一つだけじゃない!」 ー11-
人は言うまでもなく、
”さまざまなことを「心配」しながら生きる”という、
妙な「術」というか習慣が身に付いている。
いま目の前のことよりも、
過去の問題や、
未来の不安を優先させた挙句、
不安や欲求不満や失望に取りつかれ、
その反動として、
『いつかきっと!』
『今よりもよくなって見せる』
こういうことがストイックな姿勢と勘違いして、
前向きで良いとか、
積極性があると間違った受け止め方までしてしまっている。
あのジョン・レノンの言葉にこういうのがある。
”人生は僕らが他の計画を練っている間に過ぎていく”と。
自分の描く”夢”が”夢”ではなく単なる「欲」とも気付かずに、
それを達成するための計画を練っている間に、
子供たちは勝手に成長して、
愛する人は一人ひとり黄泉の国に旅立ち、
自分の体形は崩れ、
髪は少なくなり、
思い描いていた”夢と勘違いした「欲」”は、
砂のように掌の指の隙間から滑り落ちていってしまう。
人生は来るべき本番のための”舞台稽古”ではない。
何度も言うけど、
誰一人として、
明日もそこにいるとは限らない。
そんな保証はどこにも無いのだ。
『合わせるべき照準は”今この瞬間”しかない!』
この意志気(意識)さえしっかりと持てば、
過去を断ち切れ、
未来に惑わされることもなくなる。
”不安”は、
将来起きるかもしれないことを、
まだ起きていないうちからクヨクヨ考えるところから生まれる。
その典型的なのが『死んだらどうしよう」だ(笑。
そんなことは死んでから考えればよいし、
いま生きている人の誰に聞いたところで、
それを応えられる人など一人もいない。
小説家のマーク・ミッシェル・トゥエインもこう言っている。
”私は人生の苦難を味わってきたが
実際に起きたのはほんの少しだった”