《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう！」　－11－

人生には落ち込む時もあれば、
凹む時だってたくさんある。
つまらない愚痴の一つだって言いたくなる時もある。
わがままを言って拗ねたくもなり、
会社や上司を恨んでみたくなる時だってあるさ人間だから。

でもね、
そんなことがあっても、
前に進んでいかなきゃならないのが人生。
前に進むということは、
”明日は今日の自分じゃいけない”ということ。
どんなに、
辛いことがあろうと、
苦しいことがあろうと、
１㎜でいいから前に進むスタンスが必要。

それは、
表面的に明るくして、
いつも笑顔を忘れずに行こう！とか、
「ありがとう」とか、
「感謝しています！」とか、
「何か手伝うことある？」とか、
「大丈夫！」とか、
そういう言葉を使い続けていれば、
そういう人は
チョッとやそっとのことじゃへこたれないというような、
偽善的なことではない。

辛い時は『辛い！』と口に出せば良い。
苦しい時は『苦しい！』と声にすれば良い。
それでも、
人には必ず”やれること”は存在している。

先日、
私の受講生のⅯ君がこんな話をしていた。
彼の友人で難病を患い、
数日前に医者から余命宣告をされたそうである。
もう1～2年もすると歩けなくなり、
２～3年すると車椅子生活が。
そして、
やがては起きていられることも出来なくなり、
最後の時を5年以内には迎えるらしい。

そんな友に、
Ⅿ君はこう伝えたそうである。
『歩けなくなったら俺が車で連れていく。
車椅子の生活になったら、
車椅子で行けるところへ行けば良い。
だから可能な限り、
懸命にやれることをやろうぜ！』

ゴルフをしながらだったけど、
私は流れる涙を隠すのに苦労した。

このⅯ君の友達は、
もう落ち込むことはないだろう！
Ⅿ君から、
”人生を前に進めるスタンス”を教えられたから。

もしⅯ君が、
『先生！自分は彼にそんなの大丈夫だから、
これからも笑顔で行こうぜ！
笑顔でいれば必ず良いことがあるからと伝えました』などと、
こんな言葉を聞いていたら、
『お前は私のセミナーで何を学んだのだ！』と、
激しく叱責していただろう。

Ⅿ君の友人には
”与えられた条件の中で最善の努力を！”惜しまないでと願う！