《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「上司と部下の”関係性”のルール」 ー2-
”上司の仕事ってなんですか?”
私がはじめて係長という役職に就いた時、
この答えを・・・・、
それは「部下を育てること」と思い込んでいた。
もちろん。
この質問を受けて、
『私は経理課をまとめる仕事です』とか、
『営業課全体の成果を上げることです』などと、
答えているとしたら、
すぐさまその職位から降りた方が良いが、
私の場合はそれから課長になり、
次長になって部長になった。
部長になったのはちょうど40歳の時。
この頃から、
この「部下を育てること」という、
自分の”仕事”への思い込みに疑問符が付き始めた。
世の中には「他人と過去は変えられない」という、
大原理原則がある。
この大原理原則から言うなら、
人が人を育てるというようなこと。
知識や技術を伝授することは可能だが、
それを通して、
誰かを変えていくというようなことはまず不可能だ。
もっと言うなら、
相手(部下)に対して「気付きのキッカケ」は与えられても、
その人自身を成長させたり、
大きく変えることなど誰にもできない。
もし、
『あの部下達は私が育てたんだ!』と思い込んでいる人がいたとしたら、
それはとんでもない”思い上がり”といえよう。
でも「管理職(マネージャー)」という職位は、
”マネージメント(人を介して成果を上げる立場)”を主たる任務としていることに間違いはない。
そのためには”部下の育成”は欠かせぬ職務といえる。
では「部下を育てる」とは具体的にどういうことなのか?
明日のブログではそのあたりをもう少し具体的に。