《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人は誰もが生まれながらに”感導力”を備えている!」 ー18-
こうして、
嫌々スタートした店長の「クリーンパトロール」も、
今では、
町内会に定着した行事の一つとして今なおけいぞくされている。
ある有名な映画監督の言葉にこんなのが在る。
「役者は演じることで多くのものを伝えるのが仕事だが、
それを見る人に”伝えよう”と意識する者は、
結局はその演技を演じているだけで終わる。
大切なコトは、
見ている観客と向き合うのではなく、
演じる自分自身と向き合うことだ。
その役に心のそこから成り切れているか否かが問われる」
これはあの世阿弥の言葉・・・”花は観手に咲く”に通じる。
これは私達のビジネスの世界でも通じるものがある。
雄弁で、
話し上手な営業マンなのになぜか売れない。
満面の笑顔で商品知識も抜群。
気配りも売場では№1なのに、
なぜか?
お客様からの礼状やお褒めの言葉は少ない。
プレゼンでもそうだが、
PCで完璧に準備された綺麗なツールを持って説明されても、
なぜか?
具体的なことが伝わらないプレゼンテーター。
つまり、
テクニックでは”伝える”ことはやれても、
「伝わる」ことは少ないということだ。
コミュニケーションとは、
”伝えるコト”ではなく「伝わったコト」だから。
テクニックが上手い下手よりも、
そのテクニックを超えるものが出た時、
人ははじめて、
自分の「想い」を伝えることが可能になっていく。
そう考えれば、
サービス業でも、
”お客様に喜んでいただくこと”
”お客様のお役に立つこと”が「目指す目的」ではなく、
自分自身の、
それに向き合う姿勢というか、
「在り方」こそが目的になっていくといえるはずだ。