《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「未来を好転させるチョッとした”コツ”」 ー27-
K君のフォローという作業に向き合ったS君。
まさか自分がこの作業を評価され店長に昇格するとなど考えていなかったというが、
そんなことを考えていたら、
K君の”気付き”は無かっただろう。
S君はまず、
「自分達の仕事」というものを、
K君に来る日も来る日も語り続けたそうである。
『いいえ全部、先生からの受け売りです(笑』と彼は笑うが、
セミナーに参加したスタッフは
この企業さんではすでに100名以上いる。
話を聞く(これは誰にでもやれる)。
良いなぁ~と感じる(これも誰にでもやれる)。
やってみよう(これも半分くらいる)。
でも「やった」スタッフは数えるほどだ。
S君が評価されたのは、
実は内容もさることながら、
『その意志気(意識)なんです』と後に社長から聞かされた。
S店長はk君のことをこう語った。
『彼のお陰で、
私は”他人をフォローする”ということの「本質」が学べました。
それは彼の役に立つとか、
彼を助けるとかということとは全く異なる、
”自分自身の問題”だったということに気付けたのが、
最大の成果だと認識しています』
そう!
彼はK君をフォローすることは、
彼を助けるためでもなく、
彼の成長に役立とうとしたわけでもない。
S店長は最後にこう結びました。
『先生!
やっぱりお客様に喜んでいただくとは、
お客様から”ありがとう”を待っているようではダメ。
お客様に喜んでいただこうと考えている内はダメ。
K君のことも、
K君に変わってもらいたいと意識している内はダメということ。
やっぱり、
”自分”だったんです。
チーム力もそういう一人ひとりの集まりでしか
高めることはできないということです』
「チーム力」とは、
支え合うことでも、
協力し合うことでもなければ、
誰かの役に立とうとすることでもない。
一人ひとりの「在り方」だけがそれを高めていく。
”ダメと思われる人”が現れた時は、
こういう”意志気(意識)のコツ”が未来を変える?