第3,838号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「未来を好転させるチョッとした”コツ”」  ー21-

 

半年経過してもあまり変わり映えのしない部下がいたら・・・。あなたなら?

この店長はこう私に語り掛けてきた。
『先生あの子ですけど・・・・。
まだまだ店内での”八方睨み(店内のお客様の様子や仲間の作業を見渡し自分の”やれること”を探す動作)”が弱いんです。
でも今はこれで良いと思っています。
あの子にはあの子の良さがありますから・・・・』

店長はまさに、
目の前に起こる出来事そのものではなく、
その「受け止め方そのものの切り口を変えてみたのだ。

さらに店長はこう続けてきた。
『それにあの子のお陰ですかね?
周りのスタッフが、
お互いの動きに気を配ってくれるようになりました。
以前は”自分が接客№1”になれば的なところが多かったのに・・。
これはチームとしては大きな収穫です。
ありがとうございます』

それからさらに半年が経過し、
驚くことが起きた。

なんとあの、
何度教えても覚えの悪かった部下君が、
お客様の投票する「このスタッフさんに有難う」という、
社内イベント的なコンテストで、
お客様の選んだ№1・スタッフに選ばれたのだ。
お客様のアンケートの多くには、
こういうコメントが書かれていた。
『一所懸命さがなぜか目に焼き付いています』
『術はまだまだ上の人がいるけどなんか好感が持てる』
『失敗すると”申し訳ございません”ではなく「ごめんなさい」という姿がなんか良いですね』

なぜか?”
なんか?”
具体的に笑顔が良いとか、
接客のスキルが高いとかそういうことではなく、
この”なぜか?”、”なんか?”という言葉に、
彼の「」の姿勢が見えてくるような気がした。

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