《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情と思考”はコントロールできないが整理は可能!」-70-
このシリーズも今日が最終回。
このシリーズでお話ししてきた「感情の整理」。
一番重要なことは、
”他人軸”を捨てるということ。
簡単に言うなら他人や周囲に惑わされない。
一見すると、
良さそうなことを言っているようでも、
抽象的な他人の言葉には特に注意が必要。
「好ましい習慣を身に着けよう」とか、
「誰かの役に立つ人間になろう」、
「心を正しく持とう」、
「魅力的な人間になろう」・・・・・、
どれもこれも良いことを言っているように聞こえはするが、
実は・・・・、
”好ましい”、
”正しい”
”魅力的”といった言葉はどれも抽象的で具体性に欠ける。
こういうことを意識していると、
相手の反応ばかりが気になりだす。
簡単に言うなら、
子供が「部屋の掃除をする」とする。
元々は”部屋の掃除”が目的なのに、
”お母さんに褒められるように”
”叱られないために”と向き合うと、
その目的が大きく方向転換して、
”部屋の掃除”が目的ではなく、
その目的は「お母さんに褒められること」とか、
「叱れれないコト」になっていく。
真正面から向き合わなくてはならないのは、
そういうことではなく、
「自分が部屋の掃除をする」ということ。
サービス業の接客も同じだ。
いつも言っているけど、
”お客様に喜んでいただく”のは誘発的目的な目的であって、
真の目的は「自分の仕事への向き合い方」。
私達の感情は、
目の前の現象によって右にも左にも左右されていく。
それは人間として当然のこと。
でもそれを、
しっかりと「自覚」していくことが「感情の整理」の第一歩。
「感情」に降りまされないよう。
しっかりと自分自身で、
自分の「感情変化」を自覚しながら、
日々を生きていきたいものである。
長いシリーズありがとうございました。
明日からはまた新しいシリーズで。