《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情と思考”はコントロールできないが整理は可能!」-47-
私達の「感情」が求めるものの3つ目は・・・。
≪”同類を求める「感情」≫
私達の「感情」が深く自己嫌悪に陥った時には、
”評価を求める感情”がかえっての言葉を嫌味に受け止めたり、
”理想対象の人”には嫉妬の「感情」を生み出したりもする。
誰の言葉もフォローにならず、
目に入る人、
耳に聞こえる人の声は、
全てが別の世界からのように聞こえてくる。
例えば、
自分が尊敬する理想の人がいたとする。
その場合でも、
その人が自分より経済的に恵まれていたり、
能力や容姿に恵まれていると、
そこに抱かれる「感情」は
”距離感”を感じるようになってしまう場合がある。
ところが、
そんな自分とは違う世界に生きているような人が、
自分と同じ失敗をしていたり、
意外と不器用だったり、
おっちょこちょいだったり、
恥ずかしい失敗も多くしていると判ると、
途端に親近感という「感情」が湧きだしてくる。
こういう「感情」は、
目の前の理想の人と自分を比較している中で、
目の前の人よりも”自分は劣る”という
「マイナス感情」を補ってくれたということになる。
つまり、
私達は無意識の内に、
「マイナス感情」になりながら、
また無意識の内に、
その「マイナス感情」から抜け出すためにだけ努力していることになる。
「感情と思考はコントロールできない」。
「何も感じないでいよう!」としても無理なコト。
「何も考えないようにしよう!」と考えた時点で考えているし、
だから・・・まずは考え過ぎないことだ。
”良い思考習慣を身に着けよう!”などというビジネス本も多く出ているけど、
人間が考えることなどたかが知れている
だいたい、
”良い思考”の「良い」とは具体的にどういうことなのか?
こういう、
具体的なことが見えてこない言葉は充てにはならない。
信じないほうが得策だ。