《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「原理原則で生きると上手くいくようにできている」ー19-
先日、
名古屋で大きなゴルフコンペに参加した時、
名古屋の古い受講生、
F君からこんな言葉を言われた。
『先生と二人だけでいると本当に心が穏やかになります。
先生なんですけど、
やはり親父だと思っているからでしょうか?
きっと先生が”素”だからでしょうね』
彼の言葉はそのとおりだった。
私は講義、講演をしている時は演じているから。
でも、
心を許し、
真に息子のように思っているF君の前では、
どうも、
”先生らしくない先生”で形ができてしまっているようである。
特に、
F君の実の父上は、
某業界では超有名人で、
彼が社会に出た頃から、
彼の周りには、
彼の父上に接近したがる人達ばかりだったという。
そんな中、
唯一、
彼を”個”として向き合い続け、
『お父さん紹介してよ!』と言わなかったのは
後にも先にも私だけだそうである。
実際に父上とお会いしたのは、
彼と出逢って6~7年経過してからのことである。
彼ともう一人、
私には、
”先生”を演じないで毎回逢える受講生がいる。
それは東京のY君。
彼もまた熱い男で、
熱過ぎて、
若いのに
もう頭の上にはほとんど残骸しか残っていない(失礼)。
この二人には、
私の腹の底の底まで語っているからだろう。
そこまでなるにはやはり10年かかったな。
それも、
その10年間、
お互いに「原理原則」を基準に向き合い、
”礼に対し礼を持って為し 義に対し義を持って為す”
この姿勢を崩さなかったからだろう。
この二人の他にも、
お陰様で私には
実の息子にも勝る息子や娘達がいてくれる。
少しづつ少しづつだけど、
”先生らしくない先生”で向き合いながらいく。
だって、
「先生」の前に、
彼らと同じただの”人”なのだから。