《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「人生は”一歩一歩の積重ね”で前に進む！」　　－34－

私達の人生道の進みを遅らせるモノの代表として、
”他人と比較する”という行為というか意識がある。
なぜそれが、
自分の人生道の歩みを遅らせることになるのか？
それは、
自分のたった一つしか無い一本道に、
”他人”という不必要な存在を無理やり入れ込もうとするから。
舗装もされていない、
険しい山道を、
大きな荷物を背負いながら、
一歩一歩歩いていかなくてはならないのに、
そこにチョロチョロと、
”他人”が出てこられたら歩みは遅くなるに決まっている。

これが如実に出るのがスポーツの社会だ。
オリンピックの代表に内定するや否や、
『期待してるよ！金メダル！』
『頼むよ金メダル！他の色は要らないよ！』
こんなことを言われたら、
よほどの鉄人じゃない限り、
取り囲む期待に追い詰められて、
意識するのは”金メダル”だけ。
「いまやれること」さえ見えなくなっていくのは当然のことだ。

目標を高く定め、
それに全力で挑んでいくことは大切なことだけど、
「もしそこにたどり着けなかったら・・・・」
「もし敗れることにでもなったら・・・・・」
この”負ける恐怖”というか・・・・、
こういうものに
「意志気（意識）＝エネルギー」が振り回されると、
人というのは、
ゆとりが無くなり緊張でストレスを生み出すようになる。
金メダルが取れる取れないではなく、
『もし取れなかった・・・あの人達はどう思うか？』
こんな不必要なことを考えながら集中できるはずはない。

だから私は、
こういう選手にはいつも同じ応援の言葉を贈っている。

「勝ちたければ勝とうと思うな！
金メダルを取りたいなら金メダルを目指すな！」・・・・と。