《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は全て上手くいくようにできている!」 -8-
どんなに凹むような”出来事(現象)”を前にしても、
その状態から何とか抜け出そうとしないほうが良い。
”事”は常になるようにしかならないようにできている。
もうずいぶんと昔の話になるが、
西武ライオンズが屈辱の8連敗を食らって、
どこまで連敗が続くのかといった時、
当時のライオンズ監督であった森監督のところに、
1本の電話が入ったという。
それは森監督が師と仰ぐ、
元巨人軍監督で誰も成し得たことのない、
日本シリーズ9連覇を遂げたあの川上哲司氏からだった。
その電話は、
ライオンズが6連敗をしたその夜にあったという。
『6連敗おめでとう』
何とも皮肉っぽい電話だと思うだろうが、
これは、
『落ちるところまで落ちればあとは上がるだけ』という、
川上さん独特な励ましだったのだろう。
その時、
森監督は川上さんにこう応えたという。
『あとまだ2つはやられるでしょうね』と。
その言葉の通りその後、
ライオンズは2敗し8連敗の不名誉な記録を残すことになる。
しかし、
その後が凄い。
その後、
ライオンズは12連勝という快記録を残し、
見事にリーグ優勝を果たした。
これはその後に聞いた話だが、
森監督は6連敗した時に、
『何とかこの連敗を脱出しなければ!』とは微塵も考えなかったそうである。
それよりも、
『こんな時こそチームをしっかりと見つめ直そう。
負けているということは、
どこかに投打の歯車の狂いがある。
今はそれを探せという天からの指示だ!』
こう考えて向き合うと、
それまで見えなかったところが多く見えてきたそうだ。
ビジネスでも同じ。
売上が下がる、
利益が上がらない。
そうすると多くの人は、
『売上を上げよう!』
『利益を出そう!』と躍起になる。
でもそんな時こそ「原点回帰」だ。
好調な時にこれがやれたらなお良い。
でも、
それがやれる人は少ない。