《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生の悩みの99.9%は”他人”が絡んでくる!」 -4-
「相手に気持ちが伝わらなければ意味がない」
こういう表現がされているビジネス本などを見るが、
考えてみてほしい。
”自分の気持ちを相手に伝える”・・・思い上がりというか、
身勝手というか、
こんな上から目線の物言いはない。
相手に伝わるか伝わらないか?
それは相手が、
こちらの姿勢や向き合い方を検証して、
相手の持つ基準で決めることだ。
こちらは自分の”やれること”に、
どれだけ真摯に愚直に向き合っているかだけが問われる。
上司の評価を得ようと意識して仕事に向き合う人や、
他人から良く思われようと意識して、
表情や態度・行動を変える人に、
他人からの評価を得られる道理は無い。
人間関係で悪い関係に陥る人もこれに似ているような気がする。
「誰とでも仲良くやろう!」という隠れた思いが、
自分じゃない自分を演じさせ、
無意識のうちに、
相手に警戒心や疑心を生ませているのではないだろうか?
私の受講生の一人に、
自転車競技関係の仕事をされているW社長という方がいる。
この方を私はいつも、
「もっとも社長らしくない、最も社長らしい人」と評させていただいているが、
それはその方が「自分らしさ」に満ち溢れているから。
出逢った頃は、
『えっ?』と思うような行動に驚かされた(笑。
それは、
私がそれまでにお逢いした数千名の”社長”という人のイメージとはまったく違っていたから・・・・。
それまでの私はどこかで、
「社長はこうあるべき!」という思い込みがあったのだろう。
そして何よりも、
これまでのW社長の行動そのものが、
私に彼の「本質」を伝えてくれたのだと思う。
だから私は今でも彼を深く信頼している。