第3,490号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「運命とは”目の前の選択結果の積重ね”」 -62-

 

数か月後の役員会議の席上。
社長が、
『Ⅿ君の今後を考えると今のままではいけない。
しばらくの間、
これは彼の体調が万全となるまでという期間だが、
静かな地方エリアの担当としてやってもらおうと思う』
さまざまな議案を抱える中、
Ⅿ部長の健康のことを役員が数時間に及んで議論し合った。
地方エリアの担当というのは、
職位から言えば課長職だから、
中には、
『それでは彼は降格になったと受け止めてしまいます』と、
彼の”選択”を懸念して心配の声も多く上がった。
彼の直属の上司である私は、
原理原則論」をもとに考えた結果、
社長の意見に従うことにした。
そしてその彼への通達役はもちろん私に命じられた。
彼にこのことを告げると、
案の定、
『役員!それでは私は降格なんですねぇ~』と、
顔を赤らめて私を問い詰めてきた。
「そりゃぁ~そうだよなぁ~・・・やっぱりこう来るよ」
私はそう心の中で思いながら、
私は彼にこう告げた。
『どう受け止めようとそれはお前の自由だ。
問題はそんなところには無い。
最優先すべきはお前の健康なんだよ』
こう告げる私に、
『だったら退職して完全休養しますよ!』と反論してきたⅯ。
『馬鹿野郎!』
思わず私の右手が彼の左ほほを叩いていた(今なら大事件だ)。

人はどうしても目の前の現象がすべてだと思い込む。
でも物事”本質”は、
目に見えないところ耳に聞こえないところに存在している。

続きは明日。

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