第3,489号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「運命とは”目の前の選択結果の積重ね”」 -61-

どんな小っちゃなことにも躓きだすと、
考えすぎて、
悩んで、
どんどんとドツボにはまるように、
もがけばもがくほど解決策が見つからず、
いったん思い込むと頑固なところがあるⅯだから、
彼は酒浸りの毎日を送り続けた。
彼の心の中はこうだ。
『私は頑張ってやってきた。
あの手この手と策練っては繰り返し、
与えられた案件に対して懸命に取組んできた。
でも思うような結果を得られない』。
こうして酒に頼って、
もがき苦しんでいることだけが、
彼にとっては”やっている”という状態になっている。

そのうち、
社長が彼の身体のことを考え、
『Ⅿ君しばらくこの案件から離れて〇〇をやってくれ!』
Ⅿ部長が抱える大きな案件2件は、
それぞれ、別の部長のKとUにゆだねられた。
ここでまず、
Ⅿ部長はこの目の前に起きた”出来事現象)”を
降ろされた」と”選択”してしまった。
さらに、
それを引き継いだK部長は案件を成功させ評価を上げた。
Ⅿ部長はこれも、
『足場は俺が作って来たのに・・・・』とこういう気持ちで受け止めてしまった。
逆にU部長は結果を出せずに終わり、
『案件に取組む前に事前に〇〇がやれていなかったから』と、
失敗の原因を掲げたが、
これは前任者のⅯ部長を責めていたことではなく、
U部長自身の“自省”の念を込めた発言だったが、
Ⅿ部長はこれを『責任は俺に在るんだなぁ~』と真逆の受け止め方をしてしまった。
以来、
彼はさらに酒への依存が酷くなり、
もう毎晩毎晩、
深夜まで酒を抱えるように考え込んでいくのである。
必然的に体調はおかしくなりはじめ、
いわゆる”未病”といわれる体調不良が多くなり、
遅刻、早退、欠勤が増えていった。

こうなると感情と思考と行動は、
必然的に”制約”の中に押し込められていくようになり、
『あぁ~俺は何をやってもダメだぁ~』
『これから先もどうせ俺なんか・・・・』
もともと、
行動力のあるⅯ部長の動きがにわかに止まりだした。

明日また続きを!

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