《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「運命とは”目の前の選択結果の積重ね”」 -4-
”生活人生”だけを基盤にしていると、
どうしても人は、
その手前に存在する「手段」だけに走るようになる。
ビジネスでも、
”優勝劣敗”を旗印に、
圧倒的な№1を目指しているようなところは、
他社(他店)との圧倒的な差別化を意識し、
『当社の強みはここが他社と違うんです!』と、
自分のところの”売込み”ばかりに意識も向いていく。
よく、
「モノを売らずに体験を売る!」といわれるが、
お客様が来店されて、
どんな声掛けをされたか?
どんな笑顔を贈ってもらえたか?
こういうことが
”体験”と勘違いしているようなマーケティング本があるが、
それは、
蕎麦屋がやる”蕎麦打ち体験”というレベルのもので、
”体験”の「本質」からは全くかけ離れた、
表面的な現象に過ぎない。
この前のシリーズでお伝えしてきた
「ホスピタリティ」もそうだけど、
”体験の本質”というのは、
「誰かに対して何かを目的に何をしたか?」ではなく、
「自分自身がどう取組んだか?」ということでしか、
お客様に伝えることは難しい。
それも、
「嬉しかった」とか、
「感動した」というものは相手が感じること。
これもいつも言っているけど、
そんな相手の心の状態をコントロールするかのように、
「誰かの役に立つために」とか、
「お客様に喜んでもらうために」と意識で向き合うこと自体、
それは「自我行動」のないものでもないということ。
人の”魂(心)”が一番求めているものは、
「自分自身にとっての満足感や幸せ感」でしかない。
自分自身の”意志気(意識)”はどこに向いているのか?
しっかりと認識しながら生きていくためには、
「誰かのために役立とう!」とか口にしないことだ。
やるなら黙ってやる。