《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-34-
この世の中の”生き物”のメカニズムは本当によくできている。
人間だってそうだ。
骨が折れても2カ月もすればくっつき、
目の中にゴミが入れば涙が流してくれて、
暑ければ自然に汗が噴き出してきて蒸発し、
皮膚の温度を下げてくれる。
生きているものが、
その命を脅かすさまざまなものから、
自分を守るために生まれた時から誰にでも備わっている力。
これが「自己治癒力」といわれるものだ。
この「自己治癒力」がどのように私達を守ってくれているのか、
多くの人はそれが当たり前と思っているから、
健康な時にはなかなか気づけない。
その上、
目の前の”現象”さえ解決すれば良いと思い込んでいる人は、
ついつい即効性のある薬やサプリメントなどに頼りがちになる。
私の友人で大学病院の医者をやっているのがいるが、
彼の話によると、
現代に医学で自信をもって治せる病は2~30%程度だそうだ。
残りの7~80%の病は、
治ったり治らなかったり、
「よく解らないうちに治ってしまったり」というのが
現実だという。
それだけ、
私達一人ひとりの「気」の持ち方が、
生まれ持って備えている
「自己治癒力」を左右しているのだろう。
この力を高めていくには、
“怒らず・恐れず・悲しまず”。
目の前の”出来事(現象)”に振り回されるず、
心静かに進むことだが、
それに必要なのが、
”無理はせず、やれることだけを愚直に懸命に取組む”
この姿勢しかない。
ところが多くの人は、
”やれること”もせずに、
「やりたいこと」に心が奪われ、
さらにはその結果だけを早く求めようと右往左往する。
それがどれだけ自分の「気」を痛め、
「自己治癒力」を低下させているかも気付かずに・・・・。
頑張ること、
無理してでもやることが前向きな姿勢だと勘違いしていると、
人生は前には進めない。