《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-80-
このシリーズ最終回は、
中村天風さんの言葉で締めくくってみます。
中村天風さんの名言の中に、
「怒らず 恐れず 悲しまず」というのがある。
人というのは、
意志気(意識)していないと、
感情のおもむくままに”言葉”が口から飛び出していく。
車を運転しているときなどその兆候が顕著に表れるという。
前の車がノロノロ走っていると、
自分が急いでいない時でも、
『バカやろぉ~!早くいけよぉ~!』とつい口から出てしまう。
”怒”、
”恐”、
”悲”・・・・、
考えてみればどの字にも「心」の一文字が入っている。
私達の行動は「感情」→「思考」の上に現われてくる。
「感情」とは・・・・(受け止め方)のこと。
「思考」とは・・・・(考え方)のこと。
人は「感情の動物」といわれるが、
それだけに、
この「感情」に操られるように「思考」を決めがちになる。
すると・・・一時的な自分の気持ちは
スッキリしたような気分になるかもしれない。
でもそんな時、
私達の心の中には、
マイナスエネルギーがどんどんと溢れ出ていっている。
つまり、
感情論でも現象を受け止めると、
必然的に考え方も感情的になり、
自ずとその「行動」も感情に左右された、
結果現象として表現されるものになるということ。
80回にわたるこのシリーズ。
最後は、
これも、
中村天風さんの言葉で〆させていただきます。
「今日一日、
怒らず 恐れず 悲しまず、
正直 親切 愉快に、
力と勇気と信念とをもって、
自己の人生に対する責務を果たし、
恒に平和と愛とを失わざる、
立派な人間として活きることを厳かに誓います」
毎回、
お読みいただきありがとうございました。
また明日からは新しいシリーズで!