第3,132号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「己で切り開く運命はいつでも逆転可能!」  -7-

 

私達が”感情の動物”で、
「意志気(意識)の生き物」である限り、
それを置き忘れて、
「現実(現象の世界)」に挑んでも、
人生もビジネスも必ずどこかで歪を生み出してくる。
どんなに化学が進んでも、
どんなに世の中が進化しようが、
目の前の”出来事(現象)”が生じる仕組みは説明できても、
その”現象”がどうして生まれたのかを説明するのは難しい。

先日、顧問先のある営業所で、
女性スタッフが泣いていた。
聞けば仕事でチョッとしたミスをしてしまい、
上司からお叱りを受けたという。
周りの仲間は、
『○○部長の言い方がキツすぎる』とか、
『このぐらいのことで泣くなよ!』とか、
それぞれに言いたいことを口にしていたが、
どんなに化学が進んでも、
彼女の流した涙のメカニズムや成分は明らかにできても、
彼女が”なぜ?涙したか?”までは解明できないだろう。
後から彼女にそっと聞いてみたら、
『なんども同じ失敗をした私に・・・・
あそこまで部長は真剣に叱ってくださったのが・・・・』
彼女は幼い頃に父親を亡くし、
厳しく強く叱責してくれる部長の姿が、
今は亡き父親の姿とダブったという。

これを聞いた時、
私はどこかホッとするような感覚を得た。
こんな表現をすると宗教染みているかもしれないが、
「きっと天国の父上が導いてくれた」
私はそう感じた。
これこそ正に、
彼女の作業の能力より、
それに向き合う彼女の「意志気(意識)」が、
彼女の心(感情)に影響したものだと考える。

今世の中は”なんでもハラスメント時代”だが、
管理職は部下の表面的なところだけ見ていてはダメということ。
部下もまた上司の表面的なところだけを見ていてはダメ。
表面的な言葉使いや表情を変えても、
ハラスメントの解決にはならない。
世の中で成果を上げている企業の人材育成は、
もうこういうレベルにまで来ている。

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