《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-59-
「自己開示」って言葉あるでしょ。
自分自身の情報を、
特別な意図を持たずに、
素直な気持ちで言葉にして相手に伝えること。
今日、
受講生のY君から、
『先生にセミナーでいわれた
”自分と向き合う”という意味がようやく解りました』
こんな嬉しいメールが届いた。
彼は幼いころにご両親が離婚。
その後、
小学校から悲惨な虐めにあった経験を持つが、
私のセミナーに来た時には、
やけにテンションが高くて、
チョッと違和感を感じたくらいだった。
仕事はサービス業で、
表面的には明朗快活で、
そうした経験の持ち主とはとても思えなかった。
以前の研修で、
サービス業では自分の苦しさ、
辛さを隠し、
お客様のために、
お客様が喜ぶ言葉・態度・表情を
前面に出すよう教わったという。
そうした行動が、
お客様の喜びにつながってリピートしてくれると
”思い込んで”いたようである。
でも、
彼のような経験の持ち主は、
仕事とはいえ、
そうした行動が実は、
重く肩にかかりストレスを生んでいたそうである。
そして、
それまでは「自己開示」というのが、
今の、
自分を演技でも良いから、
表現することと”思い込んで”いたという。
人は誰だって、
過去に隠したくなるような出来事があるもの。
とても後悔していること。
反省しても反省しきれないようなこと。
「自己開示」とは、
そういう過去の経験や体験したことを
すべて飲み込んで、
自分の過去を丸ごと受け入れること。
変えることなどできないのだから。
相手に伝わるのは、
口から発す言葉や、
表情や態度ではなく、
そういう「自己開示した人」の言葉や行動だけが、
『なんとなく・・・信頼できそうな人だなぁ~』と
思わせてくれる。
過去のどんなに辛いことも、
苦しかったことも、
すべて受け入れてみること。
それは今の自分にとって、
『かけがえのない必要なことだった』
こんなふうに受け取れるようになるために!
Y君はそれがやれたようだ。
そしてこう最後に記してあった。
『”過去の出来事は変えられないけど、
今をどう生きるかで、
その意味付けは変えられる!”
先生のこの言葉の意味も解りました・・・もう大丈夫!』と。