第2,952号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -72ー

 

就活の講演などで、
学生さんが口にする言葉の一つに、
「”好きなこと”をやれればいいんです!」というのがある。
この言葉を受けると、
いつも私は彼らにこう返している。
『”好きな仕事”・・・そんな仕事って存在するんですか?
好きになれるかなれないかは、
仕事に対する、
君達自身の取組み方で決まるのではありませんか?』と。

いつも言っているけど、
何事もやってみなければ判らない。
この”真理=「原理原則」”は絶対なのである。

私が新入社員だった頃、
本配属の日の懇親会でこんなことがあった。
『禰宜、お前は良いよなぁ~人事部で。
俺がなんで総務部に行かなきゃならないんだぁ~』と、
チョッと絡んでくるような同期の仲間がいた。
私は彼に、
『そんなのどこだって良いじゃない!』というと彼は、
『どこだって良いじゃないかはないだろう!』と、
さらに語気を強めてきた。
私が配属先を決めたわけでもないのに・・・・。
余りしつこいので、
『じゃぁ~聞くけど、人事部って何するとこだ?
総務部ってないやるんだぁ~?』
もちろん彼は具体的に応えられなかった。
『なぁ~!だったらどこでも同じだよ』
これでやっと彼は引き下がったけど、
後に聴いてみたら、
彼は人事部に行きたかったらしい。
もちろん私も、
人事部が何をするところなんてまるで理解していなかった。
ただ、
周囲からは、
『毎年、
新入社員研修の最終試験で、
1位の人が企画部、次が人事部だ!』と教えられていたが、
私には逆にそれがプレッシャーだった。

でもお陰で、
その後、
50年近く”人事関係”の仕事で暮らしていけるようにはなった。
もちろん、
組織という中で、
「人の事」に関することを担当できることは、
他の人との「関係性」を築くには最高の場所。
まさに、
”人は石垣 人は城”の本質を学ばせていただき、
知れば知るほど、
その仕事が面白くなり、
”大好きな仕事”になった。

とにかく、
真正面から、
愚直に懸命に取組んでみることだ。

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