第1,908号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-33-

 

ビジネス・スキル本などの中に、
”組織を活性化するための術”などと、
いろいろな「やり方」が紹介されているが、
本当にそういうものは存在するのだろうか?

組織とは、
その定義は
同じ目標に向かって進む二人以上の集合体」とある。

この集合体を強い結合体にすることこそ、
組織を活性化させることといえるが、
先日、
本屋でこんなことが書かれた本があった。

「組織を活性化するには、
その人がいるだけで、
周囲の考えも行動も好ましい状況になる人材を育成すること
そういう人材が増えれば、自然と組織は活性化されていく」

さらには、
「そのためには
心を愉快にする言葉う使うことを社内のきめごとにしなさい!」

私は、
これを読みながらなんども首をかしげてしまった。

数日前にFacebookにも投稿させていただいたが、
人の悩みの行きつくところは人間関係しかない。

太っている人は、
太っていることに悩んでいるのではなく、
他人にどう思われているか?
他人と比較して太っていることに悩んでいる。

職場で元気が無く、
落ち込んでいるのは、
やる気が出なくて悩んでいるのでもなければ、
仕事が上手くいかない、
仕事が覚えられなくて悩んでいるのではなく、
そんな自分がどう評価されているのか?
評価が下がるのではないか?
上司から煙たがられているのではないか?という、
人間関係で悩んでいる。

人間関係」とは、
表面的な付き合い方をいうのではなく、
一人ひとりが、
しっかりと自分と向き合い、
他人との乖離を認識して調整し合うことをいう。

後ろ向きな言葉を使っている人に、
『前向きな言葉だけを使っていれば明るく元気になるよ!』と、
表面的な言葉だけで、
自分を見つめられて、
穏やかになれますというような、
そんな薄っぺらな関係性では、
この時代に必要な関係性は気付けない。

とんでもないような、
思い込みのことが書いてあるから、
同じような本がたくさん並んでいるんだろうな?
ダイエット本と同じように。

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