第2,899号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -20-

 

研修も終わり、
そろそろ基本的な作業が一つ二つと、
上司から与えられ、
初めての取組みに懸命になっていると思う。
でも決して、
「同期の奴に負けるわけにはいかない!」
「同期の中で”№1”にならなきゃ!」
「みんなに後れを取らないようにしなきゃ!」などと、
肩に力を入れて向き合わないことだ。
仕事が思うようにいかないからといって、
その人の”脳力”が無いわけではない。
上手くいかないのは、
「”やれること”をやっていない」これだけのことだ。
天が教えてくれている”反省現象”ととらえること。
それを見逃すと、
ただその現象に振り回されることになる。

人生も仕事も、
結局は”一つ一つの積み重ね”でしかない。
誰だって最初っから上手くいくようなら苦労しない。
それに、
最初っから思うようにコトが進んだら面白みは半減して、
その内、興味も薄くなっていく。

私はいつも、
部下を見る時に、
ごくごく簡単な誰にでも”やれること”を支持してきた。
例えば、
メールや電話を受けたら、
「必ず3時間以内に返信をしなさい!」とか、
「遅れる時は事前連絡を入れなさい!」とか、
中にはこんなレベルもある。
「席を立つ時はどこででも(事務所でもレストランでも)椅子を中に入れなさい!」
「踵を引きずって歩かないようにしなさい!」

こういうこと。
つまり、
『なんでそんなことまで言われなきゃいけないのぉ~?』
部下がこんなふうに感じるようなことをあえて指示を出す。
自分の周囲を見れば解るはず。
真に仕事が出来るといわれる人。
カッコ良いといわれる人。
魅力的な人というのは、
そういう些細な、
誰でもが”やれること”を、
誰もやらないレベルで徹底的に”やっている!”。
積重ねの中で、
この差が出てくるだけのこと。

仕事の出来ないと思われる人は、
こういう小さな”やれること”が
継続してやれないという特徴をもっているから、
一時的に成功を収めるようなことがあっても、
直ぐに馬脚を現し正体が判ってしまう。

明日はもう少し、
職場の中での具体的なことを!

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