第2,827号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -13-

 

職場の中の人間関係。
今日は管理職の方々へのアドバイス。
会社組織の中には、
それぞれに立場や担当といったものがある。
そこには”職位”という組織内の地位が存在し、
それぞれの職位で、
それぞれの職務を全うすることは大切なことである。
でも、
ややもると、
その職位や立場に「固執」するがあまりに、
物事の”本質”を見誤り、
部下との「関係性」が築けないでいる管理職が多くいる。
こういう人の口癖は、
何か決め事が決まり、
それを組織内で取組まなくてはならなくなった時、
部下にその必要性を正しく伝えられずに、
『会社が決めたことだから・・・・』
『上が決めたから・・・・・』
こういう言葉で部下を動かそうとする。
いわゆる”守席派”といわれる、
自分の役職や立場に「固執」している管理職である。
こういう管理職は、
部下の機能に支障をもたらし、
部下が具体的行動をとるのに必要以上に時間を要し、
組織全体の生産性を低下させていることに気付けない。
部下は仕方ないから、
いわれたことだけはするが、
それ以上は動こうとしない。

書経の中にこういう言葉がある。
「満は損を招き、謙は益を受く」
言葉のとおりで、
自分の立場にぶら下がり、
それに「固執」して、
その立場を手放さないことだけに気がいっている人は、
結局は損をすることになる。
逆に、
そうしたことに「固執」することなく、
その時期が来たら、
いつでもその立場や地位を手放す覚悟でいるような人は、
結局は益を手にすることが多くあるという意味。

もちろん会社組織の中では、
勝手に部下に立場や地位を譲ることはできないが、
いつでもそういう気持ちで部下と向き合いなさいということ。
それが管理職と部下との「関係性」の基盤。

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