《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「未来はチョッとしたことで変えられる」 -31-
人には”立場”というものがついて回るが、
その”立場”に振り回されないことが大切。
私はちっぽけな会社を経営しているから
経営者で社長という立場がある。
セミナーや講演の壇上に立つと、
中心になって語らなければならいのが仕事だから
先生という立場もある。
そして子供は独立しても親という立場に、
夫という立場。
大切なことはこのどの”立場”にも振り回されないこと。
振り回されるとは、
例えば、
子供に遊びに連れてってほしいとせがまれる。
でも、
明日のプレゼンの準備をしなくてはならず、
『忙しいから今度な!』と、
仕事が忙しいを理由だけで断ったとする。
これは、
子供に話しているにも関わらず、
『私は忙しい!』という
仕事上の立場で応えていることになる。
これなどは振り回されている典型的な事例だ。
実際に仕事が忙しくて、
妻や子のいうことに対応しきれないことだってある。
でも、
この場合は、
子供に対してだから、
父親という”立場”で応えなければならない。
『遊びに連れて行ってやれなくてごめんな。
お父さんいま、明日の準備をどうしてもしなくちゃならなくて、
来週なら大丈夫だ!』と、
まずは、
子供に対する父親としての謝罪の気持ちが先。
こういうことは企業内組織の中にもある。
自分がリーダーだから、
自分は部長だから、
こういう自分の”立場”だけを優先していると、
伝わることも伝わらなくなる。