《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「未来はチョッとしたことで変えられる」 -20-
こんな話がある。
ある村に、
持病の腰痛で悩むお婆さんがいた。
連れ合いのお爺さんに先立たれ、
お婆さんは毎日毎日、
畑仕事と、
家事に追われ、
腰を休める暇もなく、
苦しさから寝付けず、
朝も起きられない日が続いていた。
ある時、
偉い坊さんが都に向かう途中に、
そのお婆さんの村に立ち寄ることになった。
お婆さんもそのお坊さんのお世話係で駆り出され、
腰痛の辛さに耐えて、
接待の役割を懸命に果たしそうである。
すると、
その偉いお坊さんが村を発つ朝。
『お婆さんいろいろありがとう。
大変お世話になりました。
特にあの漬物は美味しかった。
漬物を付けるのに、
重い石を上げ下げするのは大変でしょう?』
『はい・・・それで持病が・・・・』
するとお坊さんが、
『それは難儀なことですね。
そうだお世話になったお礼に
その持病が治る方法を教えて差し上げよう』
そういうと、
お坊さんはお婆さんの手を引いて、
庭先に出ていき、
近くの小高い山の頂上に見える祠を指さし。
『ほらあそこの祠が見えるでしょ、
あの祠は様々な持病で苦しむ人の願いを
なんでも聞き入れ、
叶えてくれる神様が祭られているんです。
あそこに毎日、日の出と共に参拝しなさい。
必ず持病の腰痛は治るはずです。
良いですか、
必ず毎日、日の出と共にですよ!』
次の日の日の出と共に、
お婆さんは毎日毎日、
その小高い山の頂上にある祠を詣でたという。
100日も欠かさずに行っていると、
なんと、
お婆さんの腰痛はみるみる良くなり、
曲がっていた腰さえもまっすぐに伸びたそうである。
これは、
その祠に祭られている神様のお力なのだろうか?
これを”前後論法の法則”という。
”足元を見る”とは、
自分でやれる決めごとを決め、
それルーティンとして欠かさずやる続けること。
ここから始まる。