第2,331号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「未来はチョッとしたことで変えられる」 -20-

 

こんな話がある。

ある村に、
持病の腰痛で悩むお婆さんがいた。
連れ合いのお爺さんに先立たれ、
お婆さんは毎日毎日、
畑仕事と、
家事に追われ、
腰を休める暇もなく、
苦しさから寝付けず、
朝も起きられない日が続いていた。

ある時、
偉い坊さんが都に向かう途中に、
そのお婆さんの村に立ち寄ることになった。
お婆さんもそのお坊さんのお世話係で駆り出され、
腰痛の辛さに耐えて、
接待の役割を懸命に果たしそうである。
すると、
その偉いお坊さんが村を発つ朝。
『お婆さんいろいろありがとう。
大変お世話になりました。
特にあの漬物は美味しかった。
漬物を付けるのに、
重い石を上げ下げするのは大変でしょう?』
『はい・・・それで持病が・・・・』
するとお坊さんが、
『それは難儀なことですね。
そうだお世話になったお礼に
その持病が治る方法を教えて差し上げよう』
そういうと、
お坊さんはお婆さんの手を引いて、
庭先に出ていき、
近くの小高い山の頂上に見える祠を指さし。
『ほらあそこの祠が見えるでしょ、
あの祠は様々な持病で苦しむ人の願いを
なんでも聞き入れ、
叶えてくれる神様が祭られているんです。
あそこに毎日、日の出と共に参拝しなさい。
必ず持病の腰痛は治るはずです。
良いですか、
必ず毎日、日の出と共にですよ!』
次の日の日の出と共に、
お婆さんは毎日毎日、
その小高い山の頂上にある祠を詣でたという。
100日も欠かさずに行っていると、
なんと、
お婆さんの腰痛はみるみる良くなり、
曲がっていた腰さえもまっすぐに伸びたそうである。

これは、
その祠に祭られている神様のお力なのだろうか?
これを”前後論法の法則”という。

”足元を見る”とは、
自分でやれる決めごとを決め、
それルーティンとして欠かさずやる続けること。
ここから始まる。

 

禰宜猛のアバター

投稿者


最近の投稿


カテゴリー