第2,257号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”悩み”を考える!」 -11-

 

まずは、
私達の”悩み”の中で99%を占めているといわれる「人間関係」。
先日までのシリーズでお伝えしてきたが、
私達の”悩み”というと、
健康、
お金、
仕事、
家族といろいろあるだろうが、
その根底を探ると、
そのほとんどはこの「人間関係」に行きつく。

いつも言っているけど、
「人間関係」を上手くやりたいなら、
「上手くやろう!」と思わないことだ。
反吐がでそうな嫌な人間だってたくさんいる。
言葉巧みに、
満面の作り笑顔で近づいてきては、
自分の欲しいものだけ手に入れて、
相手に”返す”ことも知らず、
自分勝手に生きている輩は腐るほどいる。

まずは、
相手に合わせようとしないことだ。
そして、
相手がどんな礼儀知らずなことをしても、
どんな姑息なことをしていても、
相手を罵り、
責めることも必要ない。
その人はその人の価値観で生きているだけのこと。
それはそれで、
その人がいずれは天の裁決を受けるだけ。
あなたには関わりのないこと。
嫌なら放っておけばよい。
それでも理不尽なことをするなら離れることだ。

そういう人との出逢い。
これもまた、
人生で自分が試されているということ。
大切なことは、
”自分を克服する”こと。
”自分を克服する”とは「徳」を積むこと。
「徳」とは、
誰かの役に立つこととか、
誰かに喜ばれることをするということではない。
そんな表面的な行いではなく、
目線は常に「自分」。

「徳」には”陰徳”と”陽徳”というものがあるが、
特に大切なのは”陰徳”。
人の目に触れず、
人には感じ取ることができないところで積み上げる「徳」。
”陽徳”とは、
目に見える形の「徳」。
”陰徳”とは「功徳」よりもはるかに尊く高い。

「人間関係」の本質はこういうところに隠されている。

 

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