《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -5-
自分に”自信”を持つことは大切なことだが、
どうも最近は、
この”自信”と「傲慢」の区別が理解できない人がいる。
こういう人の特徴は、
感情がすぐさま表に噴き出す。
初対面から、
そういうのがすぐに判る人は良いが、
厄介なのは、
最初は溢れるような笑顔で、
なんでもイエスマンのように話の相槌を打ち、
面倒な役割も進んで手を挙げてくる。
ところがこれが曲者だ。
なんでも面倒なことでも進んで手を挙げるのはよいが、
全てを自分で仕切ろうとし始める。
だから、
必然的”傲慢さ”が現れだしてくる。
ある種、
『俺はお前のレベルとは違うんだよ!』といった
異質なエリート意識が根底に流れている。
こういう人は、
ほんのチョッとしたことで、
その”傲慢さ”がさらに爆発し、
常識では考えられないことも、
口にしたり、
行動に出したりし始める。
実は、
自分の”弱点”はよく解っていて、
その弱点を、
”傲慢さ”で隠そうとしてくるのである。
冷静に理詰めでこられたり、
相手が束になって
討論を仕掛けてくようなことにはめっぽう弱い。
相手が悪いと思いながらも、
自分にも非が無いわけではない。
そんな相手の主張に一理あったり、
それまで世話になった相手などには、
相手から、
自分の問題点を吹っ掛けられない手段として、
この”傲慢態度”を出してくる、
心理学でいうところのいわゆる自己保身強行型である。
人は皆、
それぞれにそんなに差など無い。
人間関係では、
つまらぬ”高ぶり(エリート意識)”は捨てること。
「素」になることを忘れてはならない。