《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー243-
よく「真心」という言葉を私達は使う。
「真心のサービス」
「真心こめた対応」
「真心で向き合え」
この「真心」とは、
誰かの為にとか、
相手のことを考えてというような表面的なことではない。
「真心」・・・・そこには”期待”があってはならない。
とかく人は“期待(見返り)”を求めがちだ。
口にこそ出しはいないが、
『あの人にはいつも便宜を図ってあげてるのに・・・』
『彼にはいつも優しく教えてあげているのに・・・・』
『いつも残業を進んでやっているのに・・・・・・・』
そうこの”のに現象”がそれだ。
私達が持つ”期待”の裏側には必ず”失望”がセットで存する。
この関係は”相対的心理現象”で、
自分の”期待通り”でなければ、
すぐさまそこに”失望観念”が発動する。
だから、
”誰かの為に”ではなく「自分自身の為に」を、
常に意識して行動しなくてはならない。
一人ひとりが「自分の為に」に、
トコトンやり抜いた時、
それこそが、
この人間社会に役立つ行為となっていく「真心」といえる。