《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー242-
私達人間には生まれながらに、
「適応作用力」という力が自然から与えられている。
この「適応作用力」は、
これを積極的に活用することで、
”生命の衰退速度”を緩和する力をも持ち備えている。
それはさらに、
目の前に起こる”出来事(現象)”によって受ける、
さまざまな「心の動揺」を緩和防止することも可能になる。
これをもう少し解り易く言うなら、
両親が年老いて介護状態になる。
多くの人がこういう状態を必ず経験されるだろうが、
こういう状況を迎えると、
突然自分に押しかかってきてしまったかのような、
その環境を変えようと、
多くの日はその”現象”に対する「心の葛藤」がはじまる。
でもこれは避けることの叶わぬこと。
人は誰もが必ず”老い”、
必ず”死する”時がやって来る。
寝たっきりの愛する両親を、
何とか元のように元気したい気持ちは誰でも同じだが、
それはまず叶わぬこと。
この「適応作用力」を思い出せば、
そうしたことの「受け止め方」にも変化が生まれてくる。
”変化が生まれる”ということは、
その先の「可能」も変化するということになる。