《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー231-
天風哲学で「真理」について説かれている中にこんなのがある。
「真に沈着な心こそが明澄なる意識を生み出す。
明澄なる意識こそがその行動を截然(せつぜん)として、
遅速緩急良くこれを統御する」とある。
最初に読んだ時は、
まるでお経の言葉のように聞こえて理解に苦しんだ。
”明澄(めいちょう)”とは、
一点の曇りも無く澄み切っている状態を指し、
”截然(せつぜん)”とは、
メリハリの付いたハッキリとした意識や行動のこと。
私はこれを学んでから、
「仕事」とは、
誰かにために役立つために向き合うものでもなければ、
会社に仕えるものでもなく、
「我に仕え 我成す事に事(つか)える」ことと確信した。
武道の達人と言われるような人や、
「技神に入る」と言われるような人は、
皆、
この「真理(摂理)」に従って向き合っている。
私達の日常でも、
この「真理(摂理)」を深く尊重し、
強く心に刻んで向き合っていかなくてはならない。