《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー195-
「何事に向き合う時にも、
力と勇気と信念とを欠如してはいけない」
天風哲学ではこう教えてくれているが、
もう一つ大切なことが加えられている。
それは「調和」だ。
これを無視せぬように心掛けないと、
向き合った物事の「本質」からは大きく軌道を外れる。
これは、
宇宙真理の中に在る、
「不完全の中に調和は絶対に在り得ない」という原理原則。
「調和」を度外視した言動は、
現実構成の軌道から脱線すべき必然を生み出すか招来する。
「調和」は、
相対事物の中に求めるのではなく、
自ら進んで作為するべきものでしかない。
さらに加えていうなら、
この「調和」とは、
単に相対事物に”表面的に合わせる”という意味ではなく、
相対事物との”乖離”の中で、
「いま自分自身がやれること」に愚直に取組み意識と勇気と信念を指し示している。
相手や環境にその”問題”を指摘し、
改善を求めるのではなく、
しっかりと、
「自省」の中に己を置いて向き合うことが大切になる。
これ多くの人が勘違いしている。