《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー152-
”本能心”と「理性心」。
同じ「心」でもこの違いはどこに在るのか?
これはどちらが良くて、
どちらがダメというお話ではない。
”本能心”とは、
私達の肉体生命の生存を確保するために存在している。
つまりは、
人が動物的方面での生存と生活に必要な作用を、
この「心」は司っている。
代表的なものを挙げるとするなら、
食欲、睡眠欲、性欲の他、
私達の肉体的な欲求から発生する各種の欲望行為。
また”感覚念”から生まれるもの、
闘争心とか競争心、
復讐心、憎悪心、猜疑心に嫉妬心などで、
これらは、
動物が本来持つ特有の”低級心情”と言われている。
対して「理性心」とは、
事物事象に対する”推理推考”を司る「心」をいう。
先に述べたが、
どちらが良くてどちらが悪いという話ではない。
”本能心”と「理性心」のバランスこそが大切であり、
「理性心」が”本能心”を統御する力は兼ね備えてはいない。